「大量生産、買い切りを交換条件に、小売りがメーカーと直接交渉し、PBの仕入れ原価を大幅に引き下げています」
ロットが多いほど、仕入れコストは下がる。裏を返せば、条件となる最低ロットをクリアできないと、PBをつくることはできない。
PB開発では、調達の構造、素材、代替素材、商品仕様、資材、鋼材、製造委託先、生産法、生産工程、物流の各段階において、徹底してコストを見直す。
「製造工場は9割方海外。人件費、不動産を中心にコストが圧縮されており、いまではPBのほとんどが中国や東南アジアで生産されている」(鈴木氏)
輸送コストひとつ取っても、海外で生産するメリットは大きい。商品を国内トラックで動かすより、コンテナ単位で、船で輸送するほうが断然安いのだ。たとえば、ある商品を運ぶ際、大阪から東京へトラックで運ぶ輸送費よりも、シンガポールから大阪へ持ってくる船賃のほうが安いという。こうした仕組みによって、低価格を実現している。